So-net無料ブログ作成

ベタ観光3

さて
清水寺の奥に向かうと
左手に「地主(じしゅ)神社」が現れる。
縁結びの神である。

ここはキャイキャイはしゃぐ若者たちに譲り、
我々は右へ方向転換して「音羽の滝」へ向かう。

清水寺といえば音羽の滝、
音羽の滝と言えば清水寺、というくらい
ベタ及び行くべきスポットである。

ここにも長ーい列が出来上がっていた。
しかし今朝のバス停ほどではない。

見上げると、あの有名な3本の細ーい滝が
流れ落ちている。

屋根がついたその施設は
思ったより随分とコンパクトで、
またも小学校時代の記憶を
呼び起こしてみたが、
全然それと当てはまらない。

記憶というのは信用ならないものである。

少し小雨がぱらつく中、
しおり(防水仕様)を頭に乗せ
冷たい雨をしのぐ。

先に水を飲む者は、
列をなして待っている者に
正面からまじまじと見られるので、
結構恥ずかしい思いをする。

女子学生など
もじもじしながら柄杓に
水をだばだば受け止めている。
がんばれ。

ちなみに、学生と外国人旅行客しか
いないんじゃないか、というくらい
自分たちが浮いている気がする。

さて
我々の10人ほど前に並んでいた
ベトナム人らしき女性に
順番が回ってきたときのことである。

私ももれなく
まじまじと見てしまったのだが、
彼女は向かって右側の、
だばだばと勢いよく流れ落ちる滝の水を
柄の長ーい柄杓で受け止めた。
そして水を手に移し、飲む。

ここまではよかった。

続いて真ん中。
そしてちゃっかり左の水も拝借。

あれ?
たしか飲んでいいのは
1つだけなんじゃなかったっけ…。
いやでも小学校の時の記憶だしなぁ…と
思っていると、
後ろに並んでいた団体旅行のガイドらしきおじさんが
「飲むのは1つだけにしないとねぇ。
2つ目の水を飲んだ段階で
全部の効果がリセットされるからね」
と恐ろしい事実を述べていた。

今のベトナム人観光客に教えてやりたいが、
なんせベトナム語が分からない。

わかりやすいところに
どれが何の水で、
どうやって飲めばいいか書いてあれば
親切だなぁ…と思ったが、

もしかしたら
「何の効果も得られずただ水だけを飲んだだけ」
という事実を知らされたところで
驚きはするかもしれないが、
それはどうでもよいのかもしれない。

彼らにとっては
「清水寺に来てあの水を飲んだ」
ということが重要なのかもしれない。

そして我々も、
もしかしたら国外で
同じようなことをしているのかもしれない。


気が向けばつづく




人気ブログランキング

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。