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居るだけの猫と私

我が家には
ネズミの額程の庭があり、
少し前まで近所の野良猫が
我が物顔で出入りしていた。
(最近はなぜか全然見かけないのだが、
当時はフン害も実に酷いものであった)

とある日には、
門を入ってすぐのところに
置いてあるブロックの上に
大きな三毛猫がでーんと座り込んで
「なにか?」と言わんばかりの
ぶすっとした顔で
帰宅した私の顔を凝視していた。

追い払えばいいものを、
あまりに堂々としたその姿に
つい唖然となってしまった。

急に飛びつかれても嫌だしなぁ…と
そろーりそろーりそばを通って
玄関の扉を開けて振り返って見ても
まだ動かない。

結構図々しいやつである。

またある日には、
部屋で何の気なしに本を読んでいたところ、
えらく近くでニャーニャーと
鳴き声が聞こえる。

また庭に入り込んだか、と重ーい腰を上げ
ベランダから外を覗いてぎょっとした。

なんと目の前の室外機に
ちゃっかりと座ってこちらを向き、
小さな牙をむき出しにして
子猫が一生懸命鳴いているではないか。

まさかこんな至近距離に
いるとは思わなかったので
必要以上に驚いてしまった。

勢いでベランダを開けなくて
本当によかった。

なすすべもなく、
もちろんそのまま放置である。

またまたある日には、
宅配便が届き、玄関を開けたところ、
配達員と一緒に
あたかもこの家の猫であるかのように
しれっと玄関に入ってきた。

あの室外機の上にいた、子猫である。

クンクンと床の匂いを嗅ぎながら
まるで「ここは我が家に適しているか」、
品定めしているようである。

図々しいことこの上ない。

無理を言って配達員の方に
つまみ出していただいた次第である。


さて
愛猫家の方にそろそろ
お叱りを受けそうなので
お伝えしておくが
私は決して猫が嫌いなのではない。

猫はかわいいと思うし、
許されるなら飼ってみたいとも思う。

しかし悲しいことに、
私の体が受け付けてくれない。

猫アレルギーである。

犬や鳥は問題ないのに、
猫だけがダメ。

近所の野良は
ほとんどが子猫で、
寒い日などは
こたつに押し込んでやりたいと
思うくらいなのだが、
そんなことをすれば
私はもれなく
あちらの世界に呼ばれてしまう。

そんな人間もいれば、
何のアレルギーもない奴が
虐待したり、飼ったのち
身勝手に捨てていたりする。

世の中うまくいかないものである。




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